思考法 意思決定

迷ったときの正しい意思決定の仕方。ー②切り捨てる勇気

投稿日:2018年9月17日 更新日:

①に引き続き、お送りしています。前回は「迷う」のではなく「考える」土台に乗るために、その選択の目的を明確化しましょうということお伝えしました。これ、本当に分かったつもりにならずに言語化してくださいね。言葉を使えない人は自分で思考ができない人です。言葉を使うって、別に正しい日本語を使えとかそういう話じゃないんです。これについては話すと長くなるので興味のある人は「人は言語を2つ持つ。不安に打ち勝つにはこの言語を上手く使え〜言葉編〜」をご覧くださいまし。

②重要ではないことを切り捨てる強さをもつこと

さて、自分のその選択における目的が明確になったみなさんこんにちは。みなさんは一番大きな山を1つ越えてます。本当です。あと2つ乗り越えて行きましょう。みなさんはその選択の目的が明確になっていますね。次に大事なことはこれです。「重要ではないことを切り捨てる強さをもつこと」
例えば前回のAさんの会社を辞められないポイントでケーススタディしてみましょう。

ケーススタディ①

Aさん「やっぱり辞めるとなると上司にも嫌な顔されるだろうし周りにもかなり迷惑をかけるし。同期は活躍しているのに自分は逃げるみたいで情けない周りにもバカにされるだろうなと。お客さんの中には慕ってくれてる人もいて、その人達は俺が辞めたら悲しむだろうし。それに正直転職したって変わらないんじゃないかなとも思うし、そもそも自分がちゃんと転職できるのかも自信無いよ」
ーこれ、正直9割は重要ではありません。切り捨てましょう。(えいやっ)
Aさん「やっぱり辞めるとなると上司にも嫌な顔されるだろうし周りにもかなり迷惑をかけるし。同期は活躍しているのに自分は逃げるみたいで情けないし周りにもバカにされるだろうなと。お客さんの中には慕ってくれてる人もいて、その人達は俺が辞めたら悲しむだろうし。それに正直転職したって変わらないんじゃないかなとも思うし、そもそも自分がちゃんと転職できるのかも自信無いよ」

はい、片付きました。さてさて、深ぼる価値が有るのは一つだけ☆、、と、行く元気があれば最初から悩んでいませんでしたね。ちょっと問題切り分けて考えていきましょう。

<自分>
・逃げてるみたいで情けない
・転職したって変わらない気がする
・転職できるのか自信がない
<周り>
・上司に嫌な顔される
・迷惑をかける
・周りにもバカにされる
・お客さんが悲しむ

自分の中で完結する不安と、他人を巻き込んだ不安の2つに分類されますね。それぞれについての考え方について、お話します。

▼自分の中で完結する不安について

これについては、正直①選択のGOALを明確にするが完了した時点で、だいたい半分位は解決します。目的達成のために重要でないものは捨てる勇気を持ちましょう。「転職できるか自信が無い」としても、転職があなたの目標達成のための最適解なら、頑張るしかありません。「逃げてるみたいで情けない」としても、自分にとって大事なものを大事にすることが、あなたにとっての正解なんです。仮に逃げだ思ってしまったとしても、あなたが「この現状から逃れたい」という目標を持っていたとしたらもうそれは全速力で逃げてください。
ただ、この大事でないものを切り捨てるときや、「逃げかもしれない」という不安を退ける時、それを逃げではなく攻めに変え、そこからのあなたを強く支えていくための魔法があるのでお伝えします。
それは、「これを私は自分で選択したんだ。」と腹をくくることです。なんとなく後ろめたい気持ちを抱えながら逃げるのと、腹をくくって逃げるのとでは、もうそれはそれは天と地ほどの差があります。自分の選択に自分で責任が持てない人は、いつまでも無力で、そしていつまでも被害者になろうとします。「本当はやりたくないのに…」「本当は続けたかったけどあいつが…」とかなんとか自分を被害者側に位置づけ、自分の人生を変える力を持ち得ない、圧倒的に無力なんです。自分の人生に対する責任をもつこと。これは本当に大事なことです。これについては「道徳なき世の中で2つの責任を持てないと無力になる」に書いていますので、興味のある人は読んでください。あなたが自分の人生に責任を持ち、もうだめだ!と思うなら逃げましょう!でもそれを自分で選択したんだという気持ちは、あなたが切羽詰ったときにあなたを奮い立たせます。「責任を持つ、これは私が決めたんだ」とだけ決めれば大丈夫。至ってシンプルです。そうすれば、逃げたって良いんです!その逃げはむしろ自分の人生に責任を持ったあなたが、自分の裁量で今の自分にとってベストな選択をした「攻め」ですよ。人はできることしかできません。最高の選択なんて探していたら、いつまでも何も出来ません。あなたは、今のあなたにとってベストだと思うことを、する。そして自分に対して責任をもつ。それが、私達人間にできるベストなんです。
後の半分、例えば「転職したって変わらない気がする」に関しては、目標達成の手段として転職が最適解か考えるという最後のステップに取っておきましょう。まずは最適解を考えるために無駄なものを取っ払う方が先決です。そうしないと、最適解を見誤りますからね。

▼他人を巻き込んだ不安について

ここではアドラー心理学の「課題の分離」が割と重要ですね。これが出来ない人本当に多いです。みなさん、いろいろなものを抱え過ぎなんです。
・上司に嫌な顔される
・周りに迷惑をかける、バカにされる
・お客さんが悲しむ
これはすべて主語があなたではなく他人です。そしてあなたは残念ながら他人の気持ちまでコントロールできませんし、他人の気持ちの責任まで負ってられません。そんなことは無理です。あなたが何かをしたとき、ある人は悲しみ、ある人は怒り、ある人はバカにしてくるでしょう。でもそんな他人の気持ちにまで責任を負っていたら、本当に何も出来ませんし、そもそも責任なんて終えるはずないじゃないですか。他人ですから。だから、ここでは課題の分離、それは誰の課題なのかを考えることが大切です。
・他人が何を考えるかは他人の課題であってあなたの課題ではありません
例えば、あなたが辞めたことで上司の仕事が増え、「怒り爆発」したとしてもその怒りは、上司がなんとかすべき怒りであって、「あなたに辞めてほしくない」という感情と折り合いをつけるのも上司の課題であって、あなたの課題ではありません。他人の心の中にまで責任をとろうとするのは無理ですから、そこは課題を明確に分離することが大切です。しかし先程の不安をもう少し深掘りすると、結局それは自分の課題に帰着します。
・上司に嫌な顔をされる→上司に怒られたくない
・周りに迷惑をかける→周りに迷惑をかけ、嫌われたくない
・周りにバカにされる→まわりにバカにされたくない
・お客さんが悲しむ→お客さんを悲しませるのは心が痛い
例えばこんな感じです。さて、これであなたの課題になりました。そして、これらの課題の取り扱い方は2つ。
①さきほどのように、目的達成にとって重要でないものは切り捨てる勇気をもつこと。バカにされたくない、と思っても自分の一番重要な目標が周りにバカにされないことではないのなら、バカにされることは諦めることです。一番大事なものを取るために、どうでも良いはずのものを切り捨てる勇気を持つことです。
②2つ目は、自分が他人にできる精一杯を尽くすことです。例えばお客さんを悲しませるのは心が痛い、でも自分の目的のためにその選択をするのであれば、お客さんに対して誠心誠意話をしに行くでも、しっかり引き継ぐでも、なんでもとにかく自分の心に嘘をつかないように自分にできることを精一杯やることです。これは正直他人のためというよりは、あなた自身の気持ちに折り合いをつけるために重要なことです。冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、その結果他人がどう感じるかはその他人の問題ですし、私達にどうこうできる問題じゃあありません。ただ、誰かに対して後ろめたいという気持ちを自分自身が感じるのであれば、その気持ちを引きづらないためにその誰かに自分のできるベストを尽くすこと。それが自分の気持ちに折り合いをつけるために、つまり誰かに対する自分の感情という自分の課題を解決するために大切なことです。

さてさて、だいぶ長々と書いてきましたが、以上を②重要ではないことを切り捨てる勇気を持つでした。

ここの回を見てもらっても分かるように、だからこそ一番大事なのは「①自分の選択の目的を明確化すること」なんですね。ここがぶれると何を切り捨てるべきなのかが分からなくなりますからね。真剣に考えた人は分かると思いますが、なんのために迷っているのか、その選択の目的を考えることは、自分の人生を考えることに他なりません。自分の人生にとって何が大事なのか、自分にとっての幸せとはなんなのか、それを自問自答をしながら一人ひとりが思考を重ねて自分の「正解」を自分で「決める」ことが大切なんです。そして、腹をくくって重要でないことを切り捨てる、というのが今回の回でした。

さて次回は、迷ったときの正しい意思決定の仕方。 −③目決断する。

  • この記事を書いた人

いずみ (Izumi)

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